正覚山 福成寺

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最新の行事記録

大施餓鬼会法要の御案内 8月19日(土) 午前6時30分受付開始

2017年8月17日

大施餓鬼法要のご案内です。日程は以下の通りです。

8月19日(土)
午前6時00分  開門
  6時30分  受付開始
  8時より  施餓鬼供養・水子供養開始

施餓鬼会とは、無縁仏や餓鬼に施しをするとともに、新亡の霊や先祖代々の諸霊を供養する法要です。さらに日頃の自分自身に巣くう「餓鬼」の心を反省し、自他と生かされている身をしっかり受け止め、お互いに研鑽を積んでいく大切な行事です。餓鬼の心とは、仏教用語で三毒(さんどく)ともいいます。仏教が教える3つの毒とは、「貪欲(とんよく)」「瞋恚(しんに)」「愚痴(ぐち)」の3つです。まず「貪欲(とんよく)」ですが、これは「むさぼる心」であり必要以上に求める心を指します。次に「瞋恚(しんに)」は、怒る心を指します。最後に「愚痴(ぐち)」ですが、これは無知で愚かな心を指します。ふとした瞬間に誰にでも湧き起こる心の在り様です。これら三毒の心を省み、自身が今生かされている有り難さに感謝するのが施餓鬼会のお勤めです。

施餓鬼会の由来は、『 救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』というお経によるといわれています。
それによると、釈尊の十大弟子の一人である 、 阿難尊者が、ひとりで瞑想している時、口から火を吐く恐ろしい餓鬼があらわれ、「お前は3日後に死に、我々と同じ恐ろしい餓鬼道に落ちる。」と言いました。恐れおののいた阿難尊者が、どうしたらそれを免れることができるかと釈尊に尋ねたところ、釈尊は、「その苦から免れたければ、陀羅尼経を読誦し、無数の餓鬼たちに食物をほどこして供養しなさい。そうすれば餓鬼も救われ、その功徳によってお前も福徳延寿を得るだろう。」と答え、姿を消しました。そして、阿難尊者は、釈尊の教え通りにお経を読誦し餓鬼に施しを行い、福徳延寿を得ました。

施餓鬼会は、釈尊に教えを請い、寿命を延ばすことのできた 阿難尊者の説話にもとづく行事であり、その求めに応じて釈尊が示された修法が施餓鬼会のはじまりです。
そして餓鬼だけでなく、先祖代々や広く無縁の諸精霊(しょしょうれい)を供養し、また同時にみなさん自身の福徳延寿を願い、陀羅尼経を読誦します。
どうぞ皆様、ご家族でお越し下さい。

今年も粗飯ではありますが、ご用意しております。
たくさんのご参詣お待ちしております。

福成寺一同

※駐車場が例年大変混雑致しますので、出来る限り公共交通機関にてお越し下さい。

   
       

お彼岸法要は3月11日 13:00から行います

2017年3月9日

お彼岸法要へどうぞお越し下さい

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春のお彼岸は、3月20日の春分の日を中日として前後3日間の合計7日間をいいます。この期間にお彼岸法要や御先祖回向を行うのは、『観無量寿経』というお経の中に、西方に沈む太陽から極楽浄土を思い描く修行法が記されており、浄土宗のお仏壇に向かって右側にいらっしゃる善導大師(ぜんどうだいし)が書かれた『観経疏』の中で、彼岸は太陽が真西に沈むところを極楽浄土と観想して自身の往生と御先祖様の供養、阿弥陀様への感謝をするのに適した期間と記されているからです。極楽浄土が西方にあることは『阿弥陀経』の中で明記され、あの太陽が真西に沈む先に極楽浄土があり、御先祖様もそこにいらっしゃると説かれています。是非お彼岸法要に御参加頂き、御先祖様を偲び、自分が今あることに感謝して、御先祖様の供養をするとともに、自らも極楽往生できるよう御精進ください。

【日時】3月11日 午後13時 御回向受付開始
 
どうぞ皆様お越し下さい。

お寺へお越しの際は、出来る限り公共交通機関を利用してお越し下さい。
駐車場が大変混雑致します。

※写真は昨年の彼岸法要のものです。