正覚山 福成寺

お電話でのお問い合わせ 072-232-2797

メールフォームはこちら

メニュー

最新の行事記録

大施餓鬼会法要の御案内 8月19日(土) 午前6時30分受付開始

2017年8月17日

大施餓鬼法要のご案内です。日程は以下の通りです。

8月19日(土)
午前6時00分  開門
  6時30分  受付開始
  8時より  施餓鬼供養・水子供養開始

施餓鬼会とは、無縁仏や餓鬼に施しをするとともに、新亡の霊や先祖代々の諸霊を供養する法要です。さらに日頃の自分自身に巣くう「餓鬼」の心を反省し、自他と生かされている身をしっかり受け止め、お互いに研鑽を積んでいく大切な行事です。餓鬼の心とは、仏教用語で三毒(さんどく)ともいいます。仏教が教える3つの毒とは、「貪欲(とんよく)」「瞋恚(しんに)」「愚痴(ぐち)」の3つです。まず「貪欲(とんよく)」ですが、これは「むさぼる心」であり必要以上に求める心を指します。次に「瞋恚(しんに)」は、怒る心を指します。最後に「愚痴(ぐち)」ですが、これは無知で愚かな心を指します。ふとした瞬間に誰にでも湧き起こる心の在り様です。これら三毒の心を省み、自身が今生かされている有り難さに感謝するのが施餓鬼会のお勤めです。

施餓鬼会の由来は、『 救抜焔口餓鬼陀羅尼経(くばつえんくがきだらにきょう)』というお経によるといわれています。
それによると、釈尊の十大弟子の一人である 、 阿難尊者が、ひとりで瞑想している時、口から火を吐く恐ろしい餓鬼があらわれ、「お前は3日後に死に、我々と同じ恐ろしい餓鬼道に落ちる。」と言いました。恐れおののいた阿難尊者が、どうしたらそれを免れることができるかと釈尊に尋ねたところ、釈尊は、「その苦から免れたければ、陀羅尼経を読誦し、無数の餓鬼たちに食物をほどこして供養しなさい。そうすれば餓鬼も救われ、その功徳によってお前も福徳延寿を得るだろう。」と答え、姿を消しました。そして、阿難尊者は、釈尊の教え通りにお経を読誦し餓鬼に施しを行い、福徳延寿を得ました。

施餓鬼会は、釈尊に教えを請い、寿命を延ばすことのできた 阿難尊者の説話にもとづく行事であり、その求めに応じて釈尊が示された修法が施餓鬼会のはじまりです。
そして餓鬼だけでなく、先祖代々や広く無縁の諸精霊(しょしょうれい)を供養し、また同時にみなさん自身の福徳延寿を願い、陀羅尼経を読誦します。
どうぞ皆様、ご家族でお越し下さい。

今年も粗飯ではありますが、ご用意しております。
たくさんのご参詣お待ちしております。

福成寺一同

※駐車場が例年大変混雑致しますので、出来る限り公共交通機関にてお越し下さい。