正覚山 福成寺

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最新の行事記録

お彼岸法要便り

2019年4月26日

ようやく気温も上がり春らしくなって参りました。
間もなく平成も終わり、令和へと新しく時代も進んでいきますね。

さて先月行われましたお彼岸法要ですが、今年も多くの方々にお越し頂きまして有難うございました。
今年は、難波の法善寺横町でも有名な、法善寺 神田眞英上人を招聘し、御法話を頂きました。

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お彼岸のこの一週間は、つつしむ(持戒・じかい)、恵む(布施・ふせ)、しのぶ(忍辱・にんにく)、はげむ(精進・しょうじん)、しずめる(禅定・ぜんじょう)、智慧をみがく(智慧・ちえ)の六つの仏教の徳目を修養する期間です。六つの徳目は六波羅蜜(ろくはらみつ)といわれ、迷いのこの此岸より、悟りの彼岸へ渡るための修養ともいえます。私達のご先祖様は皆、阿弥陀仏のお念仏の力によって到彼岸を果たされ、極楽浄土にいらっしゃるとお話し頂きました。私達の精進はお念仏(ナムアミダブツ)をただひたすらにお唱えすることです。お念仏によって、先立たれた大切な方々と繋がり続ける事が出来るのです。

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秋のお彼岸でも、この仏教の修養期間であることを前提にお墓参りや、ご先祖様供養を行ってください。そして、ご家族の歴史や先立たれた方の人生等をご家族同士でお話いただく事で、家族の繋がりを再確認でき有意義な彼岸の期間を過ごせるかと思います。またお彼岸には、自身の家のお墓だけではなく、親類縁者のお墓にもお互いにお参りする習慣がありますが、日ごろのご無沙汰も、ご恩になった方への報恩も、物での御礼ではなく、心からの御礼に価値があると考えた古人の智慧が習慣化したものです。ぜひこの習慣も続けていくことで、心の修養に励んでください。

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