春季彼岸法要厳修致しました。御本尊釈迦如来立像のお身拭い式を行い和楽器演奏集団『独楽』の演奏会を催しましたことご報告します。
2024年3月26日
暑さ寒さも彼岸までと伝えられていますが、今年は雨の日も多くなかなか気温も上がらない日々が続いておりますが、皆様もお身体崩していませんでしょうか?さて、今年も春季彼岸法要にてお檀家様皆様の御回向を通して家内安全・福徳円満の御祈願させて頂きました。お身拭い式では皆様からお持ち頂きました白布を使わせて頂きまして御本尊釈迦如来立像の一年間の埃を取らせて頂き、今年も綺麗なお姿のお釈迦様を披露出来ましたこと、大変嬉しく思います。お身拭い式で使わせて頂きました白布の功徳は、古来よりこのように伝えられています。清凉寺式釈迦如来立像のお身拭い式において香湯にひたした白布を用いて本尊の釈迦如来を拭い清めますと、霊験があり、経帷子にすると極楽往生ができるといいます。経帷子というのは御葬儀の際に身に着ける衣のことをさし、棺の中にお身拭い式の白布を納めることをいいます。この法要は鎌倉時代中期の後堀河天皇の后安喜門院の母が浄土に往生した縁起によります。このことから、幣寺では皆様に白布をご持参頂き、その白布を使わせて頂きまして御本尊のお身拭いをさせて頂いております。ぜひ来年白布をお持ち頂ければ、お身拭い式にて使わせて頂き、後日送らせて頂きます。
そして和楽器演奏集団『独楽』の演奏会は、太鼓の迫力と太鼓の迫力に負けない三味線のダイナミックで力強い表現、そして透明で清らかな篠笛の音が楽しさをより引き立てていました。みんなで和太鼓を叩くワークショップでは『ソーラン節』を演奏し、大変盛り上がりました。最後に獅子舞も登場し、春の訪れを歓迎する邪気払いもして頂きました。子供たちも大喜びの演奏会となり楽しませて頂きました。これから桜も咲き、本格的に春へと移り変わるタイミングに、良いスタートが切れたように思います。それでは三寒四温の時節柄、どうぞ皆様お身体十分にご留意ください。